雪が舞う
しんという音の聞こえる朝
この世がいちばん静かになる時
私たちは 窓辺にならんで
長いあいだ 落ちてくる雪を眺める
そして 年甲斐もなく
庭に出て遊んだりする
向こうを歩いている鳥の名を
さっきから聞いているのに
あなたは自分に似た
雪だるまを作るのに夢中になっている
私たちの終の棲み家が
どこにあるのか知らないが
雪の朝だけは
ここがいちばん
天国に近いような気がする
テーブルクロスを取り替えて
食器を並べよう
私たちの遅い朝食は
それから始まる